タンパク質が不足すると何が起きる? 不足させないためにできること

タンパク質が不足すると何が起きる? 不足させないためにできること

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ダイエットのつもりで野菜中心の生活をしたり、忙しくて食事を抜いてしまったり。そのような生活を続けていると、筋肉や血液のもとになるタンパク質が不足して体調を崩してしまうことがあります。タンパク質が不足すると、私たちの体はどうなってしまうのか、またタンパク質を不足させないための食生活についてご紹介します。

INDEX

タンパク質不足の原因とは?

お皿の上にある豆ひとつを見ているフォークを持った女性

ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素不足は意識できていても、タンパク質不足の落とし穴にはまっていませんか? 不規則で忙しい生活の中で栄養バランスの良い食事を摂り続けるのはなかなか難しく、タンパク質も不足しがちになります。あなたも実は、知らず知らずのうちにタンパク質不足に陥っているかもしれません。

飽食といわれるこの時代でも、なぜタンパク質は不足してしまうのでしょうか。

タンパク質の必要性について学ぶ機会が少ない

ビタミン不足や鉄不足はマスコミなどでよく取り上げられているので、意識的に摂取している人は多くいます。しかし、タンパク質の摂取について学ぶ機会が少ないがために、タンパク質が不足してしまっているという事実があるのです。そのため、タンパク質が不足したらどうなるのかなども知り得ず、タンパク質不足が原因でさまざまな不調に悩まされている人も少なくありません。

食事量の低下でタンパク質がまかなえていない

タンパク質不足に陥る大きな原因の一つが、食事量の低下です。減量やダイエット、メタボ対策のように意識的に食事量を減らしたり、ストレスや運動などで体のタンパク質が消耗しやすい状態になったりして、タンパク質が不足してしまうのです。加齢に伴い食が細くなっている場合もあり、タンパク質不足はさまざまな状況下で起きています。食事量を極端に少なくする過度な減量やダイエットは、タンパク質の摂取量も極端に減らしてしまい、体にさまざまな不調をきたしてしまいます。

タンパク質が不足すると起きる体の変化

頭痛で不機嫌な顔の女性

タンパク質が不足すると、体にさまざまな変化が現れます。タンパク質不足の症状について、以下解説します。
こんな症状も、実はタンパク質不足のサインです。

1.太りやすい体質になる

体内のタンパク質の50%は筋肉にあり、筋肉のタンパク質は合成と分解を繰り返しています。しかしタンパク質の摂取量が減ると、合成と分解のバランスが崩れて筋肉が減ってしまいます。筋肉が少なくなると基礎代謝量が低くなり、エネルギーを消費しづらくなるため、太りやすくなります。

また、タンパク質を分解する消化酵素は、タンパク質の一種であるアミノ酸から作られます。よってタンパク質が足りなくなるほど消化酵素も足りなくなるので、タンパク質を消化しにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。

2.集中力や記憶力の低下

タンパク質は、脳の機能や成長をつかさどる神経細胞を作っているので、脳にとっても欠かせない栄養素です。神経細胞に情報を伝達するのが神経伝達物質であり、この神経伝達物質を作るのにもタンパク質を構成する必須アミノ酸が必要です。神経伝達物質は、記憶や情緒をつかさどっているため、タンパク質が不足すると神経伝達がスムーズにいかず、記憶力や集中力の低下を招いてしまいます。

3.髪や肌にダメージが出る

おでこの肌荒れが気になっている女性

人の体の約20%はタンパク質でできており、臓器や筋肉、血液、皮膚や髪の毛を形成しています。よってタンパク質が不足すると、肌や髪の調子が悪くなったり、筋力が低下して疲れやすくなったりします。

またタンパク質は、ホルモンや免疫物質などの調整機能をつくる材料にもなっており、新陳代謝を活性化させる働きがあるので、タンパク質不足は老化につながります。

4.むくみにつながる

ソファに座り足のふくらはぎをほぐす女性

タンパク質は、血液やリンパ液などの体液を調整する役割もあるため、摂取が不足すると体内の水分バランスが崩れ、むくみが出ます。

また、タンパク質には免疫機能をつかさどり体を守る役割もあるため、タンパク質不足は免疫力の低下を招き、体にさまざまな弊害を及ぼします。

5.成長期に十分な成長ができないことも

タンパク質は、人の体の成長や脳の発達には欠かせない栄養素です。特に成長が著しい子どもの食生活には重要な比重を占めており、タンパク質を十分に摂取しなければ、成長期に十分な成長が望めなくなる可能性が生じます。

6.感染症にもかかりやすくなる

体調を崩しベッドで鼻をかむ女性

体内のタンパク質は、分解と合成を繰り返しながら、常に新しいタンパク質に入れ替わっています。タンパク質が不足すると、十分な量と質の免疫細胞が作られなくなり、免疫力が下がってしまいます。これにより皮膚や粘膜も弱くなり、ウイルスや細菌が侵入しやすくなってしまいます。

またタンパク質不足で筋肉量が減少すると体温も低下するので、これに伴い免疫力も下がってしまいます。マスクや手洗いを徹底しても、タンパク質不足で免疫力が低下していると、感染症にかかりやすくなってしまうので、タンパク質は感染症予防にも欠かせない栄養素なのです。

タンパク質不足に陥らないためにできることは?

フォークにささった肉にかみつく赤いリップの女性

タンパク質不足に陥らないためには、タンパク質の1日の必要量を考えながら食事を摂ることが大切です。1日に必要なタンパク質の量は、年齢・性別によって異なっており、厚生労働省は日本人が摂取すべきタンパク質の基準値を定めています。

1日に摂取したいタンパク質の量はこちらでご紹介しています↓

しかし、忙しくてつい食事をおろそかにしてしまうという人も多いのではないでしょうか。そこで、忙しい人でも手軽にタンパク質を取り入れる方法をご紹介します。

朝ごはんにプラスする

テーブルの上に並んだ和定食

いつもの朝ごはんに、タンパク質を多く含んだ調理不要の食品をプラスすることで、手軽にタンパク質を補えます。ご飯派なら、そのまま食べられる生卵や納豆をプラス。ゆで卵を作り置きしておけばパンの日でも合わせやすく、数日にわたり食べることができます。パン派なら卵をプラスするほか、パンは大豆入りのものなどを選ぶと良いでしょう。牛乳やヨーグルト、チーズなどもタンパク質を多く含むので、積極的に摂りましょう。

おやつにプラスする

コーヒーに注がれるミルク

おやつにも一工夫加えるだけで、手軽にタンパク質を補えます。コーヒータイムはコーヒーより、コーヒーに牛乳を加えたカフェオレにしてみましょう。豆乳を加えてソイラテにしても良いです。味のバラエティが豊富なヨーグルトも、デザート感覚で楽しめます。最近では、タンパク質を豊富に含んだクッキーやビスケットもドラッグストアに売っていますので、これらをおやつにすることで、不足分のタンパク質を補うことができます。

タンパク質を手軽に補うおすすめフード

サラダボウルを目の前によそ見をする女性

今後世界人口は急増することが予想されており、食糧難や環境負荷は避けて通れない課題となります。これを解決するために、近年では良質なタンパク質を手軽に摂れる昆虫食が注目を浴びています。中でもコオロギは栄養豊富な次世代タンパク質として期待が高まっています。

ここでは、そんな良質なタンパク質を手軽に摂れるおすすめの食品について紹介します。

C. TRIA カレー 3食セット

スパイスをふんだんに使った、コク深い味わいが美味しい「C. TRIA(シートリア)」のカレー。コオロギ由来のタンパク質が豊富なグリラスパウダーの風味や旨味、香ばしさで一際味わい深く、初めての人でも食べやすいカレーとなっています。

普段の食事はもちろん、いざという非常時や食品ロス対策にも役立ちます。味のバリエーションはトマトカレー・グリーンカレー・イカスミカレーの3種類があります。

数量
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C. TRIA クランチ

グリラスパウダーを、チョコクランチに配合。ほどよい甘さのチョコと、香ばしい風味のグリラスパウダーの意外な組み合わせが絶妙なクランチです。

コオロギタンパクと大豆パフの組み合わせで、タンパク質の含有率はなんと約40%! クランチの大豆パフが、グラリスパウダーの風味をぐっと引き立てます。高いタンパク質含有量と美味しさを両立させたクランチは、誰でも気軽に食べられるおやつになります。

数量
カートに追加しました。

そのほかの商品はこちらをチェック↓

健康維持に必要不可欠なタンパク質をしっかり摂ろう

タンパク質が含まれる食材をトレイに載せ運ぶ女性

タンパク質は、健康維持のためになくてはならない栄養素です。不足すると、筋力や免疫力だけでなく記憶力や集中力の低下も招きます。毎日を元気に過ごすためにもタンパク質を食事に上手にプラスして、適切な摂取を心がけましょう。

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