
- コオロギ・昆虫食
- 2022.05.24
コオロギ食品は初めての昆虫食におすすめ!その味わいや選ばれる理由を紹介
昆虫食のなかでもポピュラーなコオロギ。このコオロギを使った食品を1度食べてみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。実はコオロギを食品にすることで得られるメリットが多くあるのです。そこで今回は、コオロギ食品が選ばれる理由や味、コオロギ食品の種類、おすすめの商品などを詳しく紹介します。
コオロギ食品が人気の理由

親しみやすい味でタンパク質を摂取できるコオロギは、地球規模の問題の解決にも貢献できるため、世界的に注目を集めています。まずは、コオロギを使った食品が人気の理由を1つずつ解説します。
親しみやすい味
食用コオロギは生物学的にエビと近いです。そのため甲殻類に似た味が特徴で、親しみやすい味わいと言えます。ナッツや雑穀のような香ばしい風味もポイントです。
コオロギの種類によっても味は異なります。グリラスで養殖しているフタホシコオロギは、より旨味が強いと言われている品種です。また、コオロギは餌によっても味が変わり、例えばすだちを餌として与えると、柑橘類の爽やかな風味をもつコオロギになります。
タンパク質を手軽に摂取できる
コオロギにはタンパク質が豊富に含まれています。グリラスのコオロギは粉末状に加工した場合、100gあたり約76.3gものタンパク質を含有。タンパク質の割合が多いので効率的に摂取が可能です。
また、コオロギは手軽に食べられることも大きな魅力。コオロギをパウダーなどにして練り込んだ食品も数多くあります。
コオロギに含まれる栄養素については、こちらの記事で詳しく解説しています↓

タンパク質量は鶏むね肉以上!? 昆虫食の栄養価に大注目
国連でも未来の食料難が取り上げられている昨今、昆虫食が注目の的となっています。その理由は、飼育に時間やコストがかからないうえ、タンパク質の含有率が牛や豚、鶏よりも高いため。…
地球規模の問題の解決に貢献できる
コオロギを使った食品を選ぶことは、地球規模の問題の解決にもつながります。例えば食品ロス問題。コオロギは雑食であるため、食品ロスを餌に飼育することが可能です。廃棄される食品を利用すれば、食品ロスの軽減が見込めます。またコオロギは、地球温暖化の一因となる温室効果ガスの排出量が少ないため、環境への負荷が少ないです。餌や水の量が他の家畜より少なくて済むので、飼育過程で発生する体重あたりの温室効果ガスもわずかなになります。
さらに、既存の建物などを使用して養殖が可能なので、新たに飼育用の土地を切り開く必要がありません。このようなことから、コオロギを使った食品を選べば、地球が抱える問題の解決につながると言えます。
グリラスではこれらの特徴を活かし、食品ロス由来100%でコオロギを飼育。また生産拠点である美馬ファームは、廃校となった小学校を活用しています。
温室効果ガスを家庭でも減らせる方法については、こちらの記事で詳しく解説しています↓

温室効果ガスとは?地球温暖化の影響と発生抑制のために家庭でできること
地球温暖化の原因といわれる温室効果ガスですが、具体的にどのようなものなのかご存知でしょうか。今回は、温室効果ガスの種類や削減のために家庭でできることをわかりやすく紹介します。…
コオロギ食品の注意点

コオロギはエビのような風味が特徴ですが、体の造りもエビなどの甲殻類に似ています。そのため、甲殻類アレルギーを持つ人はコオロギなどの昆虫食全般でアレルギー反応が出る可能性があります。
アレルギー反応は場合によっては重篤な症状になることもあるため、自分の体質を理解した上で注意することが大切です。もし食べても良いかわからない場合は、医師などに相談するのも良いでしょう。
コオロギを使用した食品の例
コオロギを食す際には誰でも気軽に試せるパウダーがおすすめです。コオロギはその風味を活かし、パウダーにしてお菓子やレトルト調理品などさまざまな食品に加工されています。ここでは、コオロギを使用した食品の主な例を見ていきましょう。
お菓子

コオロギを使用した食品のなかでも、より気軽に試せるものがお菓子です。クッキーやチョコレートなど、お菓子の風味とコオロギの風味は相性が良く、美味しく食べられます。
小腹が空いたときの間食や、ティーブレイクのおやつなど、さまざまなシーンでつまめるカジュアルさが魅力です。また、お菓子は性別や年代にかかわらず好きな人が多く、昆虫食の入門としてトライしやすいでしょう。
レトルト調理品

最近ではレトルト調理品も販売されています。例えば食用コオロギを使ったカレーはポピュラーです。カレーならではのスパイシーな風味とコオロギの風味はなじみやすく美味しく味わえます。食べたいときに温めるだけで簡単に食べられる手軽さもポイント。調理の手間も省けます。保存期間が長めなので、ローリングストックとして備蓄するのもおすすめです。
パン

主食のパンにもコオロギが使用されているものがあります。グリラスパウダー(グリラス社が飼育する国内生産のフタホシコオロギを粉砕加工したパウダー)なら粉末状なので、パンなどの粉から作る食品と相性が良いです。お互いの良さを邪魔せず、引き立て合う組み合わせと言えます。
コオロギを美味しく食べられるC. TRIA

コオロギはさまざまな食品への加工が可能です。そんなコオロギ食品を実際に食べてみたいという人におすすめなのが、グリラスのオリジナルブランド「C. TRIA(シートリア)」です。自社で養殖から加工まで行った国産コオロギを使用し、多彩な商品を製造・販売しています。最後に、お菓子やレトルト食品など、おすすめの商品をピックアップして紹介します。
C. TRIA クッキー きなこ
手軽に食べられて人気のクッキー。こちらは和の趣を感じるきなこ味です。きなことコオロギの香ばしさが絶妙な逸品で、ほんのり甘みを添える黒蜜の風味もアクセントに。クッキーは小分けになっていて、2枚1袋の4袋入り。おしゃれなパッケージで、プレゼントにもおすすめです。
C. TRIAカレー 3食セット
グリラスパウダーを加えたC. TRIAのカレー3食セットです。リッチで濃厚な味わいのトマトカレー・スパイスの効いたグリーンカレー・コクのあるイカスミカレーとバラエティに富んだ3つの味が楽しめます。
どれも本格的な味わいが魅力で、カレーに配合されたグリラスパウダーの風味が良いアクセントになっています。環境に配慮して大豆ミートを使用している点もポイント。コオロギ初心者でも食べやすい味わいです。
C. TRIAブレッド
グリラスパウダーを練り込んだ香ばしいパンです。コオロギの風味とパンの風味がベストマッチ。全部で6種類の味がセットになっています。
カイザーロールや大豆粉ロールといったプレーンタイプのパンや、ごぼうフランス・くるみチーズといったおかずパンなど、バラエティ豊かなパンが詰め合わされたお得感のある商品です。食べる時に選ぶ楽しさがあるのも嬉しいですね。解凍して温めるだけで食べられる手軽さも魅力です。
おいしいコオロギ食品をぜひ食べてみて

コオロギ食品は豊富なタンパク質が含まれていること、食品ロスや環境負荷の軽減といった地球規模の問題の解決につながることなど、さまざまなメリットがあるため多くの人に選ばれています。コオロギには旨味があるので、食べたらハマってしまう人も少なくありません。ぜひ1度、コオロギ食品を実際に食べてみませんか。