昆虫食のメリットとは?美容やダイエットに効果的って本当?

昆虫食のメリットとは?美容やダイエットに効果的って本当?

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今話題の昆虫食の魅力として、環境や食料問題に関するメリットがよく取り上げられます。しかし昆虫食には、健康や美容に関しても大きな魅力があることをご存知でしょうか。

今回は、昆虫食の魅力と、私達の身体に与える嬉しい効果について紹介します。

INDEX

昆虫食とは

昆虫食とは、その名のとおり昆虫を食べることを意味し、現在はおよそ20億人が1,900~2,000種類の虫を食べています。虫を食べる文化を持っている国は世界で100か国近くあるといわれ、南極以外のすべての大陸に存在します。

世界でよく食されている虫として、カブトムシなどの甲虫類や蝶や蛾の幼虫であるイモムシや毛虫類、ハチやハチノコ、バッタ類、セミ、シロアリなどが挙げられます。その調理方法は、炒める・煮る・揚げる・お酒に入れる・パウダーにして加工食品に利用するなど、さまざまです。

日本でも古来より昆虫を食べる文化はありましたが、戦後に食事が欧米化されてから激減しました。今では、イナゴやハチの子、ザザムシなど、内陸地方の伝統食として一部の地域で残っています。

昆虫食のメリットとは

栄養価が高い

昆虫食は、栄養価が高いことが知られています。不飽和脂肪酸や必須アミノ酸であるBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)などの動物性タンパク質を多く含み、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも豊富です。

コオロギを乾燥して粉末にした場合は、100gに対し約76%ものタンパク質が含まれていることが分かっています※。

また、近年は代替肉として大豆加工品の人気が高まっています。大豆もタンパク質が豊富な食品ですが、動物性タンパク質(BCAA)は含まれていません。BCAAはヒトの体内で合成できないタンパク質。食肉から摂取する以外では昆虫から摂取することができます。そのため、昆虫はこれから食肉に代わることのできる食材として注目されています。

※グリラスのフタホシコオロギを粉末化した「グリラスパウダー」の場合

昆虫食の栄養について詳しく知りたい人はこちらをチェック↓

環境負荷が小さい

コオロギの場合、たい肥や廃棄食材などをエサとして飼育することも可能です。本来は捨ててしまうようなものを再利用することができるため、生産コスト小さく、環境にも負担を掛けずに飼育できます。

牛を育てるためにはかなりの飼料と水が必要であり、環境問題を語る話題の1つになっています。牛肉を1kg生産するためには、約10kgの飼料と約2万Lの水が必要です。一方、コオロギの場合は、1kg生産するために1.7kgの飼料と約4Lの水だけで育てることができます※。

これを温室効果ガスの排出量で比較してみると、コオロギ飼育の場合は牛の23分の1程度であり、豚の飼育と比較しても11分の1程度といわれています。

※FAO(国際連合食糧農業機関)報告書より

食料不足を解消できる

昆虫は飼育交換率が高いため、非常に効率的に生産できます。飼育交換率とは、1kgを生産するために何kgの飼料が必要になるのかを示す数値で、この数値が高いと少ない飼料で飼育できるということになります。牛の場合1kgのタンパク質を生産するために10kg、豚の場合5kgの飼料が必要ですが、コオロギなら1.7kgの飼料で生産できます※。

また、昆虫は世代交代が早く、狭い面積でも飼育が可能であるため、短期間で大量に生産することができます。そのため、昆虫食は、将来的に食料危機が発生したときの解決策になるであろうと期待されています。

※FAO(国際連合食糧農業機関)報告書より

加工や調理がしやすい

昆虫は捨てる部位がほぼなく、100%が可食部として利用することができます。そのため解体する必要はなく、加工しやすいという利点があります。食肉の場合、食料にするためには解体が必要であり、手間がかかります。また、解体後に出る骨や内臓など廃棄物の処理も問題になっています。

また、昆虫食はその形が気になるため、食べるにはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。しかし、パウダーやペースト状に加工することで、見た目によるハードルが低くなります。コオロギパウダーの場合、他の食材との相性が良く、パン・パスタ・カレー・スープ・プロテインバー・スナック菓子・ケーキなど、さまざまな料理に活用できます。味もエビのような香ばしい風味があり、食べやすいと評判です。

昆虫食が身体に与えるメリット

昆虫食は、単に生産効率が良くて環境に負荷がかからないというだけではありません。人間の身体にさまざまなメリットを与えてくれる栄養豊富な食材でもあります。それでは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

美容効果

昆虫食は一般的な食品と比較すると栄養価が高く、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン類や必須アミノ酸、鉄分などが多く含まれています。このため、昆虫食を続けることで得られる、さまざまな美容対策効果に注目が集まっています。

広島大学の長浜バイオ研究所では、サイカチマメゾウムシの幼虫から非常に強い抗酸化物質を有する脂質成分を発見しました。この脂質成分は世界で初めて見つかった新物質であり、今後は化粧品やサプリメントへの応用など、昆虫を利用した技術の進展が期待されています。

ダイエットサポート

健康的にダイエットを行うには、カロリーコントロールだけでなく運動もあわせて行うのが良いとされています。さらに、運動をしながらタンパク質もしっかりと摂取することで筋肉を作りやすくなり、効率良く脂肪を落とすことができます。

もし、間違った食事制限をしてタンパク質の摂取量が減ってしまった場合、運動しているのに筋肉が付かず、基礎代謝量が下がり、かえって太りやすい身体になる可能性もあります。ダイエットをする場合は、タンパク質をしっかりと摂りながらカロリーコントロールしていくと良いでしょう。

タンパク質を多く含む食事とは、肉・魚・卵・乳製品・大豆食品などが挙げられますが、動物性か植物性かどちらかのタンパク質に偏らず、バランス良く摂取するほうが身体に良いといわれています。ただし、動物性タンパク質が豊富な食品には、脂質も多く含むものもあるため、脂質の摂り過ぎには注意が必要です。

イナゴ、バッタなどの昆虫食の場合は、動物性タンパク質が豊富です。また、乾燥コオロギはそのままだと脂質が19.2%ですが、パウダー化すると10.8%まで下がるため、ダイエット中の食事のサポートとして利用することもできます。

健康維持効果

青魚に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、ナッツに含まれるα-リノレン酸などはオメガ3脂肪酸といわれており、これらは昆虫食からも摂取できます。昆虫に含まれる脂質には、オメガ3脂肪酸の他にもオメガ6脂肪酸もあり、これらは不整脈・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防など、私達の健康を守るうえで重大な役割を担っています。

また、昆虫には、カルシウムなどのミネラルや食物繊維なども多く含まれています。カルシウムは骨や歯を形成し、筋肉の収縮や細胞機能の調整を行っています。食物繊維は摂取することで満腹感が生まれ、食べ過ぎ防止やコレステロールの低下、脂肪の蓄積を防ぐなど、さまざまな効果が期待できます。

昆虫食の見た目が気になる人に「C. TRIA」

コオロギは別名「陸のエビ」とも呼ばれ、ふんわりとした香ばしいエビのような風味があり、昆虫の中でも食べやすいといわれています。初めて昆虫を食べる人には、コオロギがおすすめです。

C. TRIA(シートリア)は、国内で発生した本来捨てられる食品(食品ロス)をコオロギのエサとして活用し、そこで生産したコオロギをパウダー状に粉砕、活用した新発想の食品です。コオロギパウダー(グラリスパウダー)を使った商品には、パン・クッキー・チョコクランチ・カレーなどがあります。

コオロギの姿や形は全く残っていないため、昆虫食が初めてという人や、昆虫の存在感が気になるという人におすすめです。また、今後このように加工された昆虫食が一般的な食事として食べられるようになれば、環境問題解決や食品ロスの削減につながると期待されています。

コオロギを使った料理に興味がある人はこちらをチェック↓

C. TRIA ブレッド

「C. TRIA ブレッド」は、、コオロギをパウダー状にして生地に練り込み作られたパンです。昆虫食に興味はあるものの、見た目に抵抗があるという初心者の人でも、気軽にお召し上がりいただけます。味は6種類用意されているので、朝食やメイン料理の付け合わせとして、簡単に毎日の食事に取り入れることができますよ!

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C. TRIA カレー 3食セット

「C. TRIA カレー」は、パウダー状にしたコオロギを配合して、旨味と香ばしさで深みを出したカレーです。「C. TRIA カレー 3食セット」は、酸味と旨味がマッチしたトマトカレー、青唐辛子の辛みとココナッツミルクのまろやかさが感じられるグリーンカレー、イカスミと赤唐辛子で大人な味わいに仕上げたイカスミカレーと3種類のお味を楽しめます。

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↓その他の商品はこちら↓

昆虫食はメリットがいっぱい!

昆虫食というと、そのままの姿や形で調理・味付けをして食べるイメージがありますが、まだまだ抵抗がある人も多いでしょう。しかし、昆虫を細かいパウダー状に加工し、それを他の食材と合わせて調理したものであれば、かなり抵抗感も薄くなるでしょう。

昆虫食は、環境や食料問題に取り組めるだけでなく、美容や健康面でも大きな魅力があります。そのため、これからは進んで摂取したい食品といえます。昆虫食を今から始めてみたいという人は、まずは「C. TRIA」の商品のように食べやすく加工されている商品からスタートしてみてはいかがでしょうか。

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