ヴィーガンは昆虫食を取り入れても良い? 今知りたい、食糧難を救う新たな選択

ヴィーガンは昆虫食を取り入れても良い? 今知りたい、食糧難を救う新たな選択

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昆虫食は、環境に優しい未来志向の食品として世界中から注目されています。一方ヴィーガンにも環境に配慮したいという考えを持つ人が多く、メリットが一致する昆虫を食べるか選択をする時が来るかもしれません。本記事では、ヴィーガンが昆虫を食べる可能性について考察していきます。迷っている人はぜひ参考にしてください。

INDEX

ヴィーガンは昆虫食をしても良いのか

キッチンで料理を作るヴィーガンの女性

動物性食品を取らない食生活を送るヴィーガンが、昆虫食を取り入れても良いのかという疑問について、この項で考えていきます。

明確な答えはなく、個人の判断に委ねられる

ヴィーガンとは、卵・乳製品を含んだ動物性食品を口にしないという選択をした「完全菜食主義者」のことです。そして、ヴィーガンである人たちが昆虫食をするかという問いの答えは明確にはないというのが正解です。なぜなら、ヴィーガンの行動は各々の持つ思想や概念からきており、ルールがあるわけではないためです。つまりこうしなければいけないという明確な定義はないため、賛成と反対のどちらもあり得ます。自分がどちらの答えを出すのかは、個人に委ねられていると言えるでしょう。

昆虫食をするかの答えは、ヴィーガンになった理由にヒントがある

都市を見下す高台に佇む女性の横顔

ヴィーガンが、昆虫食を取り入れても良いかという疑問への答えは、ヴィーガンになった理由にヒントがあります。人がヴィーガンになる理由は大きく分けて倫理面、環境面の2つが挙げられます。一口にヴィーガンと言っても理由のどちらに該当するかによって変わる可能性があります。

ベジタリアンの定義など詳しく知りたい方は、こちらもチェックしてみてください。↓

ヴィーガンになった理由①倫理上の理由

1つめ、倫理上の理由とは、「食べるために命を奪いたくない」という考えです。この理由が強い場合は昆虫食にも懸念があるかもしれません。ただし、将来的に昆虫食への移行が進めば、食肉になる家畜動物の数を減らせる可能性も出てきます。

ヴィーガンになった理由②環境上の理由

2つめは環境問題などの理由からヴィーガンとなるケースです。例えば畜産業が環境に与える影響を危惧し、ヴィーガンにシフトする場合があります。一方でヴィーガンの中には、菜食を基本としながら乳製品は食べるベジタリアンなど多様性があるよう。このタイプのヴィーガンの中から、環境問題の解決策として昆虫食を認めるという人が現れる可能性は十分あるでしょう。昆虫食は必要な餌や水の量、温室効果ガスの排出量の環観点から、環境問題を救う手立てとなり得るからです。今後もっと社会的に昆虫食が普及すれば、「昆虫を食べるヴィーガン」という新たなグループができるかもしれません。

昆虫食が救うとされる諸問題

環境破壊のイメージ

昆虫食はさまざまな国や地域が抱える問題解決の糸口になるかもしれない未来志向の食品です。昆虫食に秘められた可能性をみていきましょう。

食糧難

昆虫食は、世界各地で起こっている食料不足を解決する糸口になるかもしれません。一説には2050年には世界の人口が97億人にまで増加すると言われており、急激な人口増加に伴う深刻な食料不足が直近の課題です。昆虫は少ない餌や水で育てられ、広大な飼育場所も必要ありません。その上昆虫食は栄養価が高く、高タンパクです。

貧困・就労問題

昆虫食は新たな雇用を生み出し、経済的に豊かになる可能性を秘めています。昆虫は種類によっては原野で採集でき、養殖に大掛かりな施設も不要。加工も粉末やペースト、素揚げにしたりと難しいものではありません。またコオロギの場合は、1カ月ほどの短い期間で効率的に育てられます。昆虫の採取や養殖飼育が、貧困地域や貧困層の生計を支えることになるかもしれません。

環境問題

昆虫食は環境に優しいと言えるでしょう。昆虫の生産時に発生する温室効果ガスの排出量は、豚や牛を飼育する場合と比べて格段に少なくて済みます。このことからも昆虫食は環境問題の解決につながる未来志向の食品として注目されています。

ヴィーガンにとっての昆虫食のメリット

木の器を持って草原に立つ女性

ヴィーガンとして昆虫食をどのように位置づけるかの判断材料として、ヴィーガンと両立できるかもポイントです。ここでは、ヴィーガンが昆虫食を選択する材料としてのメリットをご紹介します。

ヴィーガンに不足しがちなタンパク質やビタミンB12を補える

【100gあたりのタンパク質】

牛肩ロース 17.8g
牛ヒレ 22.5g
コオロギ(パウダー)
76.3g

【100gあたりのビタミンB12】

牛肩ロース 4.6μg(マイクログラム)
牛ヒレ 2.0μg
コオロギ 5.4μg

昆虫食はヴィーガンに不足しがちな栄養素を補えます。ヴィーガン食ではタンパク質や動物性の食品に多く含まれているビタミンB12が不足しがち。コオロギは栄養価が非常に高いことで知られ、パウダーに加工すると牛肉の2倍以上のタンパク質を含みます。またビタミンB12も注目すべき含有量です。昆虫食はヴィーガンが栄養補給する際におすすめの食品と言えるでしょう。

ヴィーガンが食べられる料理については、こちらで詳しく解説しています↓

ヴィーガンと昆虫食が目指す社会には共通点が多い

昆虫食はヴィーガンが理想とする社会を作っていく要素を備えた食品とも言えそうです。牛や豚などの既存畜産に頼らない未来を作ったり、環境問題を解決したりできる可能性があるためです。また健康志向の人に適した食品としても優れていることもポイント。もちろん、昆虫にも命があるので抵抗を感じるヴィーガンはいるでしょう。しかし地球環境を考えた時に対策を講じなくては、環境被害をもたらす昆虫がいるのも事実です。ヴィーガンが昆虫食をどのように捉えたら良いのか、考えてみる必要も出てくるかもしれません。

おしゃれで食べやすい昆虫食を試してみて

昆虫食のイメージを覆すようなおしゃれなビジュアル、おいしくて食べやすい食品があります。最後にコオロギパウダーを使用したC. TRIA(シートリア)の商品を3つ紹介します。

C. TRIA カレー トマト

コオロギのパウダーをブレンドしたカレーです。グリラスパウダーは香ばしい風味や旨味を持ち、トマトの酸味を引き立てています。具材には大豆ミートを使用しており、初めて昆虫食にトライする人におすすめです。

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C. TRIA クランチ

コオロギ由来のグリラスパウダーを配合したバータイプのチョコクランチです。大豆パフとの組み合わせで、内容量のうちタンパク質が40%も含まれています。香ばしさとザクザクとした食感が楽しめて、誰にでも食べやすいスイーツ昆虫食です。

※原材料の一部に乳製品を含んでおります。

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C. TRIA ブレッド

グリラスパウダーを練り込んだパン。カイザーロール、大豆粉ロール、高菜フランス、ごぼうフランス、くるみチーズ、こしあんフランスの6種類です。豊かな風味、香ばしさを楽しめます。

※原材料の一部に乳製品を含んでおります。

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▼その他の「C. TRIA」シリーズは、こちらからチェック!

昆虫食はヴィーガンに新しい選択をもたらすかもしれない

本を読みながらピクニックする女性

昆虫食は未来の課題を解決するための、重要な鍵となる食品と考えて間違いないです。それはまた、ヴィーガンが目指す社会とも一致するかもしれません。昆虫食に興味のある人は、ぜひ一度、そのおいしさを体感してみてください。

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